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令和7年3月17日に綾歌地区認知症・在宅ケア推進研修会を開催いたしました。座長は滝宮総合病院副院長、進藤徳久先生、講師に東京都健康長寿医療センター健康長寿医療研修センター副センター長の進藤由美氏と認知症当事者で高知県の認知症希望大使の山中しのぶ 氏をお迎えしての講演会でした。
進藤由美先生からは2024年1月に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」についての明快なご説明により、誰もが「古い認知症観」から「新しい認知症観」に今こそ切り替えていくことの必要性と重要性を学ぶことができました。

認知症の当事者である山中しのぶさんからの語りは我々に大きなインパクトを与えました。
認知症の人が元気になれるデイサービスはっぴいの立ち上げやその中で認知症本人の声を起点にして楽しく活動する様子などの目からうろこのお話が続き、
一言一言に感銘を受けました。パワフルで明るく認知症とともに生きる山中さんの姿は忘れられないものとなり、貴重な指針を示してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.開催日 令和7年3月17日(月)19:00~20:30
2.会 場 国保総合保健施設綾南えがお 2階 多目的研修室
3.講演会 演題「私のセカンド・ストーリー
~当事者と考える認知症基本法とこれからの地域支援~」
・座 長 滝宮総合病院 副院長 進藤徳久先生
・講 師 東京都健康長寿医療センター 健康長寿医療研修センター 副センター長 進藤 由美氏
高知県「高知家希望大使」セカンド・ストーリー代表理事 山中しのぶ氏
4.参加者 72名
5.アンケート結果(回収率 58名/72名 80.1%)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<参加者の感想一部抜粋>
・いろいろなサービスの内容を提供することよりもご本人と周囲とのつながりを作るほうがずっと大切であることをつくづく感じました。
・新しい認知症観がすごく良く、もう一度テキストを読み直してこれからの自分の知識を変えていきたいです。今日は本当に良かった。
・行政職員として働いていますが、本人の声ということで深い理解というか視野が広げられたと感じます。共生社会に向けて自分のできることにがんばりたいと思いました。
・認知症と診断される不安な思いを直接聞ける機会がこれまでなかったので少しでも知ることができてよかったです。一人一人が自分でできること役割がある「はっぴい」ステキな場所だなと思いました。まず、その人の思いを聞きたいしやりたいことをお手伝いできたらと思いました。
・認知症の人が元気になれるデイサービス、やりがい、誰かのためになることなど視点の違うデイサービスの内容で目からウロコでした。こんなデイサービスが増えたらいいなと思いました。
・正直うらやましい。今に至るまではきっといくつもの山も谷もあったと思うけれど、本当に胸を張って生きている!って感じがすごくしました。今日会えてうれしかった。泣きそうになった。
・若年性アルツハイマー型認知症の方のイメージが変わりました。ポジティブな考え方、パワーをもらいました。