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①香川県歯科医師会とは

香川県歯科医師会は明治40年大日本歯科医会香川支部が創立され、昭和22年社団法人香川県歯科医師会として正式認可を受け設立された団体です。地域や行政、会員が協力し、乳幼児歯科健診、学校歯科健診、歯周疾患検診等を通じて、母子保健、学校保健事業や成人歯科保健に貢献しています。

地域包括ケアシステムの対象となりやすい高齢者においては平成元年から展開してきた「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020運動」を推進しています。当初は80歳で20本の歯を有する国民が1割にも満たなかったものが、平成28年には遂に5割を超えるなど大きな成果をあげています。更に最近では、誤嚥性肺炎、糖尿病、認知症、脳卒中・循環器病、早産・低体重児出産等、全身の健康と口腔の健康の関係も広く知られています。胎児から高齢者まで「国民の皆様に、生涯に亘り噛める喜び、話せる喜びをもって豊かな生活を送っていただくこと」が私たちの目指すところです。

②地域包括ケアシステムへの取り組み、活動内容

骨太の方針2021には「全身との関連性を含む口腔の健康の重要性に係るエビデンスの国民への適切な情報提供、生涯を通じた切れ目のない歯科健診、オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防にもつながる歯科医師、歯科衛生士による歯科口腔保健の充実、歯科医療専門職間、医科歯科、介護、障害福祉機関等との連携を推進し、歯科衛生士・歯科技工士の人材確保、飛沫感染等の防止を含め歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組む」とあります。本会としても地域包括ケアシステム学会への参加、地域包括ケアシステム構築のための地域包括支援センター機能強化事業の支援(図1)、ケアマネ合同研修会(図2)、香川県県民公開講座を通じた県民への啓発、高齢者いい歯のコンクール(図3)等を行っています。昨年度より全身のフレイルを未然に防ぎ、進行を遅らせるためのオーラルフレイル対策事業に取り組んでいます。

図 1 令和3年3月10日 地域包括機能強化事業

図 2 令和2年2月11日 介護支援専門員協議会との合同研修会

図 3 令和元年11月17日第27回高齢者イイ歯のコンクール

 

また、お口のことで不安のある方にはアセスメントシートを作成しています。ご紹介の際は記入し連絡頂けると往診がスムーズになりますのでご活用下さい。

③コロナ禍における歯科医師会の対応

診療現場においてはマスクの装着、院内換気、咳嗽や発熱等のかぜ様症状を認める患者さんへの対応、スタッフの健康管理を徹底しております。 また、歯科医師会を通してのマスクの配布等を行い、会として緊急時のサポートをしております。

また、地域に対しては対面における事業は中止または延期していましたが、2021年より感染対策を行なった上で徐々に再開しています。歯科医師会内での部会等についてはwebを併用しつつ事業に滞りがなく連携が図れる体制を整えています。

 

④リンク、問い合わせ

香川県歯科医師会
http://www.kashi.or.jp/

在宅訪問診療問い合わせ窓口(歯科連携アセスメントシート)
http://www.kashi.or.jp/business/zaitaku/