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  丸亀市における地域包括ケアシステムの取り組みについて

 

丸亀市は平成の大合併により、平成17年3月22日に旧丸亀市、旧綾歌町、旧飯山町が合併し、人口約11万人の新「丸亀市」として新たに発足しました。丸亀市には、丸亀市医師会、綾歌地区医師会の二つの医師会があり、それぞれの在宅医療介護連携支援センターに地域の医療・介護の連携推進事業について委託し、医療と介護の連携強化を図っています。

地域包括支援センターは、市役所庁舎内高齢者支援課内とサブセンターとして飯山市民総合センター内の南部センターがあり、社会福祉士・保健師・主任ケアマネジャーの3職種などが連携を図り、65歳以上の高齢者に関する様々な相談や介護予防事業、高齢者の人権・財産を守る権利擁護、虐待防止などについて取り組んでいます。地域住民の方々が住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、在宅医療介護連携支援センターや公的関係機関、各種事業所等地域の方々と連携を図り、保健・医療・介護・生活支援・住まいが一体的に切れ目なく支援できる体制や仕組みの構築に取り組んでいます。

◇市民への普及啓発活動

◎令和4年9月3日に「宅老所 よりあい」代表 村瀬孝生 先生をお招きし、「~老いに沿う~ 認知症を病気にしない暮らし方」と題し、市民公開講座を開催しました。認知症への理解を深める機会となりました。今後も周知啓発に取り組んでいく予定です。(図1)

図1 市民公開講座 (2022.9.3撮影)

 

◎世界アルツハイマー月間に合わせて丸亀城天守閣を認知症のシンボルカラーであるオレンジ色にライトアップしました。合わせて広報誌に認知症の特集をし、事業紹介や認知症の理解について周知啓発しました。(図2)

図2 広報誌9月号(認知症特集)

 

◎認知症になっても安心して暮らすために「丸亀市認知症ケアパス」を令和4年3月にリニュアルし、より活用しやすくなりました。丸亀市の支援体制(いつ どこで どのような医療・介護・支援が受けられるかサービスの流れを示しています)について詳しく掲載しています。(図3)

図3 認知症ケアパス

 

◇医療・介護連携クラウドシステム(まんでネット)の活用

丸亀市は医療・介護に携わる多職種間の情報ツールとして、医療・介護連携クラウドシステム(まんでネット)を活用し、丸亀市の在宅患者等の情報共有を図っています。関係者はこのシステムに参加することにより、リアルタイムに情報共有と意見交換が可能となっています。各種研修会等で活用を推進しています。丸亀市の在宅患者さんに係る関係者の方はぜひご活用ください。(図4)

    図4 医療・介護連携クラウドシステム(まんでネット)

 

◇多職種連携研修会

2か所の在宅医療介護連携支援センターを中心に研修会を開催し、医療・介護関係者が連携を図っています。今年度はコロナウイルス感染症対応のため、動画配信やリモート講演会が中心となっていますが、情報共有や連携を図っています。

 

◇地域包括ケアシステム推進協議会の設置

丸亀市では地域包括ケアシステムの構築に向けて、医療・介護連携推進部会、生活支援・予防部会の二つの専門部会を設置しています。専門部会で検討された事項を統括し、地域包括ケアシステム推進協議会にて、丸亀市の地域包括ケアの在り方を検討しています。今年度は、丸亀市一般介護予防事業等の各種事業の紹介や地域の支えあい事業等をまとめたファイルを作成し、各医療機関等関係者に配布し、活用を推進しています。(図5)

        

図5 一般介護予防事業紹介ファイル

 

★市民ができる限り住み慣れた地域で、安心して暮らせるよう、医療・介護・介護予防・住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される地域包括ケアシステムの推進に取り組んでまいります。

 

〈問い合わせ先〉

丸亀市地域包括支援センター

所在地:〒763-8501 丸亀市大手町二丁目4番21号

連絡先:TEL 0877-24-8933  FAX 0877-24-8914

E-mail hokatsu@city.marugame.kagawa.jp

リンク:https://www.city.marugame.lg.jp